だいぶ前回のブログから時間が経ってしまいました。またポツポツ書いていければと思います。
今回は昨日ついにリーグ戦の優勝を決めることができたので、
【社長ブログ Vol.5】2024シーズン前期を振り返って と同様に後半戦の振り返りをしたいと思います。
中断期間中に加入した選手たち
2024シーズン前半戦を終えた時点で首位に立ち、
後半戦も勝ち続けて目標としていた優勝を掴み取るために新たな選手たちに加わってもらいました。
No.26 本田司選手
所属歴:莵道高校 → 大阪府立大学
ゴリラみたいなフィジカルを持ったジェントルマンです。
CBやったりCFやったり2面性ありがちです。
No.28 浅井夢織選手
所属歴:名古屋高校 → FC PHOENIX → Intel Biloba Tokyo
2019シーズンから所属しており、今シーズンは東京都1部のIntel Bilobaでプレーしていましたが優勝のためにカムバック。
優勝を決めた明治学院スカーレット戦の翌日から海外出張に高飛びしていきました。
No.32 猪ヶ倉晴気選手
所属歴:秀岳館高校 → 東京23FC江戸川 → FC.I.G.A
平日の早朝に長年対戦相手として君臨していましたが、今シーズンから遂に加入しました。
得意のロングボールは、基本的に相手GKまで飛んでただキャッチされて終わっていました。
どの選手も即戦力として加わってくれ、優勝に向けて更にスカッドを充実させることができました。
中断後の再開試合で今シーズン初の敗戦
昨シーズンでは中断期間前後に勝ち点を取りこぼし、優勝争いから離脱してしまいました。
「試合間が開くことが苦手」という感覚がPHOENIX全体にはあったので、再開試合は特に気を引き締めようという話をよくしていましたが、結果として苦手という感覚通りの結果となってしまいました。
昨シーズンも対戦したシティFCとの試合は、前半早々に失点してしまうと、配球するロングボールがことごとく跳ね返され続けてしまい、打開策がなかなか見出せないまま終盤でカウンターを浴びて0-3の完敗となりました。
結局振り返ると、準備期間でなかなかトレーニングの集まりが良くなかったり、コンディションが万全でない選手が増えてしまったり、油断や気の緩みが出てしまったことが大きいです。
また戦術的にもこれまでやってきたことが難しい場合のプランを明確にできていなかったことで、選手が劣勢の展開の時に慌ててしまうという修正点も明らかになりました。ただ今思えば、この試合のおかげで精神的・戦術的な改善がたくさんできました。
第10・11節は難しい試合で粘り強く勝ち切る
シティ戦に敗れ、もう1敗すると優勝が難しくなる状況となった第10節の三菱商事サッカー同好会戦は、またしてもシティ戦から1ヶ月以上開く苦手なスケジュールとなりました。
更に三菱商事とは昨シーズンも中断期間明けでドローとなっており、優勝に向けてカギを握る試合でした。
前半に不用意なファウルでPKを献上してしまうアクシデントもありましたが、同じ轍は踏まない思いで粘り強く闘い、2-1で勝ち切ることができました。
その次のエリース東京ジェンツ戦でも、ロングボールの時間が長く続く固い試合でしたが、キャプテン古川選手の2試合連続ゴールもあって、1-0で試合を終えることができました。
第12節は大勝し、優勝のかかった運命の「明治学院スカーレット戦」へ
第12節の相手T.U.A. SC戦では、終始相手陣内で試合を進める時間帯が長く、6-0の大勝。
一方で、開幕からずっと優勝のライバルとして注視してきた明治学院スカーレットも順調に勝ち点を積み重ねていました。
第12節が終わって、残り2試合(警視庁サッカー部戦、明治学院スカーレット戦)のみを残し、暫定首位に立っておりました。
11月3日に控えた警視庁サッカー部戦に勝ち、11月10日の明治学院スカーレット戦には引き分け以上で優勝が決まるという状況でしたが、警視庁さんが急遽11月3日に公務が入ったことで11月24日に延期となりました。
そのため、第12節の後は、いきなり明治学院スカーレット戦となり、この試合で勝利すれば優勝・昇格。負ければ2位が確定するということになりました。
相手は昨年1-4で惨敗した強敵「明治学院スカーレット」
明治学院スカーレットとは昨シーズンも対戦し、1-4で完敗した相手です。
大学の現役サッカー部ということもあって、非常に強度が高く、またその強度を90分間継続できるスタミナがあります。
事前に他チームとの対戦を見に行った際は、90分間トータルの運動量で打ち勝ち、後半終了間際に逆転勝利を上位チーム相手に収めていました。
監督目線でPHOENIXのスカッドと比較した時、いつも通りのハイプレスをするとハイテンポなゲームとなり、体力で勝る相手に打ち負けてしまう可能性を考えました。
PHOENIXとしては仮に明治学院との試合で引き分けでも警視庁サッカー部に勝てば優勝なので、引き分けでもOKという想定でゲームプランを用意していました。
いつも通りに保持でも非保持でも良いので、なるべく相手陣内でのプレータイムの延ばすことに加えて、前線からのプレスは控えてミドルサードでのブロック形成に注力して準備してきました。
また、敗れたシティFC戦での課題であった、仮に0-1になってしまった状況での戦い方や、相手の想定される攻撃パターンに対する守備のトレーニングなど、第12節からの3週間で良い準備をすることができたと思います。
明治学院スカーレット戦は、ゲームプラン以上の出来で勝利し、優勝を決める!!
勝てば優勝・昇格、負ければ優勝・昇格の可能性が消滅する試合ということもあり、
約300名の方々が応援に駆け付けてくれました。
各選手・スタッフ緊張もあったと思いますが、1年間やってきたサッカーの形や対戦相手への意識などはよく統一できていたのかなと思います。
前半早々にキャプテンの古川選手が相手GKと交錯してPKを獲得し、早い時間帯で先制に成功したことが非常に大きかったです。
プラン通りに不用意に前線からプレスをかけずにブロックを敷くことで、時折ピンチは迎えるものの、概ね相手DFラインがボールは持つが攻めあぐねる狙い通りのローテンポな試合展開となりました。
そして前半終了間際に2点目と3点目を立て続けに奪ったことで、ほぼほぼ勝利を確実なものにしました。
後半も仮に3-1とされると何が起きるかわからないので絶対に気を緩めないことを確認し、後半はその通り集中を切らすことなくクリーンシートで終えることができました。
チームの総力という点では僅差だったと思いますが、全員での意識統一と最後まで集中するPHOENIXらしい姿勢が優勝・昇格を決める勝利に起因したと思います。
まとめ
1年間シーズンを戦う中で苦しいことや難しいこともたくさんありましたが、昇格決定戦では観戦して頂いた多くの方々に、PHOENIXのミッションである「関わるすべての人に平和サッカーで感動を与え、一歩踏み出す力をもたらす」ことが少しはできたかなと感じました。
今シーズンも残り1試合ですが、創設7シーズンでいまだにイエローカードによる累積出場停止、レッドカードによる退場は一度もありません。
ただサッカーが上手い人たちだけ集めて好き勝手にサッカーをやるのではなく、サッカーを通して人格を磨き、関わるすべての人たちに感動を与え、平和を成すクラブとしてこれからも成長していきたいと思います。
まずは11月24日に今シーズンの最終試合が残っているので、ぜひ引き続き応援を宜しくお願い致します!